ビールを飲む理由

飲食店オーナーを目指すサラリーマンが、日々収集したフードビジネスやサービス業についての情報を書き込む備忘録

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ウエディング企業はプラン・ドゥ・シーを超えることができないのかもしれない

要点:非上場企業プラン・ドゥ・シー。ゲストハウス型婚礼施設の嚆矢となった会社です。そのビジネスモデルを踏襲して日本中に広めたのがテイクアンドギヴ・ニーズ(4331)とノバレーゼ(2128)でした。中国への先行投資が失敗し、業績が悪化する一方のT&G、…

ハウス食品(2810)は可愛い顔してヤルことは結構ヤル

要点:フルーチェ、バーモントカレー、北海道シチューといえば、ハウス食品。テレビCMではAKBや武井咲を全面に押し出して、可愛さ満点な感じです。ところが、ビジネス面では香辛料、カレーの分野で寡占化を進めている超大人な企業。昨年12月にはCoCo壱番屋、…

PER59倍を気にしない人にオススメしたい優良企業サガミチェーン(9900)

要点:「和食麺処 サガミ」「味の民芸」でお馴染みのサガミチェーン。業績が好調です。16年3月期売上高は昨対で2.2%増の258億8700万円。経常利益は38.6%増の8億7600万円でした。17年3月期の予想を売上高0.4%増の260億円、経常利益を3.8%増の9億5000万円…

「酔虎伝」のマルシェ(7524)はそろそろ酔拳とか出さないとヤバい

要点:居酒屋「酔虎伝」や「八剣伝」、「居心伝」を運営するマルシェ。今期の経常利益が53%マイナスの8200万円と、いよいよ瀬戸際へと追い込まれました。このあたりで酔拳の一つでも出して大逆転を狙わないと、いよいよヤバいですよ、という話。 ■売上高減…

森下仁丹(4524)は、営業を本気で頑張るか、IRで投資家を煽るべき

要点:森下仁丹は、もはやフリスクの骨董品のような丸薬を販売している中小企業ではありません。シームレスカプセル(切れ目のないカプセル薬です)で競争力をつけた前途有望な企業です。内臓のどこで薬を溶かすか、その設計までできる素晴らしい技術です。…

6月上場のコメダ珈琲は話題性でバブっている内に売るのが得策

要点:外食系、久々の大型案件です、コメダの新規一部上場。現在の680店舗から全国1000店を目指す成長性、業績が急拡大した話題性、誰でも知っている知名度。そんなわけで新規公開株(IPO)を手に入れようと、様々な投資家が食指を伸ばしています。が、個人…

レッド・プラネット・ジャパンは問題が山積みのまま、見切り発車でホテル用地を買ったっぽい

要点:ホテル運営などを行うレッド・プラネット・ジャパン(3350)は、5月20日に北海道札幌市中央区の土地768㎡を取得したと発表しました。平成28年6月に代金を支払い、平成30年3月にホテルをオープンする予定。驚いたのは、取得金額が明記されていないこと…

第一ホテル東京の隣にJR九州のホテルが誕生します!

要点:JR新橋駅近くに地上27階建てのオフィスとホテルの複合ビルが誕生します。19年度竣工を目指し、新橋エリアのランドマークを創出する計画。ホテル運営は九州旅客鉄道。「JR九州ホテル ブラッサム新宿」に続く2号店となる予定です。場所が面白いですね、…

リンクバル(6046)は主力の”街コンサイト”を放置して、ムリをしてでも次の稼ぎ頭を構築するべき2つの理由

要点:街コンの企画とポータルサイト「街コンジャパン」の運営をするリンクバル。超小型株の新星として2015年4月に上場しました。5月に高値の3400円をつけたものの、あれよあれよという間に900円台。上昇する気配はありません。この会社、メイン事業に早く見…

”アサイードリンク”のフルッタフルッタ、オワッタオワッタ

要点:アサイードリンクでお馴染みのフルッタフルッタ。5月16日に発表した業績によると、固定資産2億8000万円→ゼロ、短期借入金4億円→12億円で、振るわない振るわない。オワッタオワッタ。 ■アサイーブーム終了、円安による原材料高、輸入時の容器・包装破損…

「アタラナイカキ」でお馴染みの「ゼネラル・オイスター」、株価は海に沈む貝のように

要点:2015年にマザーズ市場に新規上場した「ヒューマン・ウェブ」。5月16日に決算を発表しました。16年3月期の最終損益は4億8600万円の赤字。上場直後に発表した前の期は1億5300万円の黒字でした。上場ゴールのいやーな空気が流れるなか、17年3月期の純利益…

フライングガーデン、株高狙わないってよ

要点:ファミリーレストランのフライングガーデン(3317)。5月9日に発表した2016年3月期の決算が絶好調です。経常利益は前期比94.7%増の2億5900万円!従来予想の1億8000万円を大幅に上回る結果に。17年3月期も15.8%増の3億円に伸びる見通しとなっています…

丸亀製麺のSONOKO買収は詳細を知ると”意外”から”納得”に変わります

要点:丸亀製麺を運営するトリドールは、5月11日に美白で有名なSONOKOを30億円で買収しました。最初に耳にしたときは「丸亀の製粉技術が美白に転用できるのか?」などと考えてしまいましたが、そんな小さな話ではありませんでした。”無添加食品”、”中国事業”…

それにしても博多のホテル開発は勢いが強い件

要点:博多エリアのホテル開発がものすごい勢いで進んでいます。2016年から2018年にかけて博多駅前に新規出店するホテルは、発表されているだけで6つ。さらに、地下鉄七隈線、渡辺通駅前の土地をマルイトグループ(ホテルモントレを運営しています)が買収し…

【進む都内の再開発】ガンダムと同じ高さのスクリーンの映画館が池袋に誕生!

要点:すっかりアニメファンの聖地となった池袋。その街にスクリーンの高さ18mという国際最大級の映画館が誕生します。池袋は更に豊島区旧庁舎跡地活用事業による再開発も進めています。30階建ての超高層オフィス棟、新庁舎などを建設する予定。オフィス棟…

「塚田農場」のエー・ピーカンパニーの成長神話に急ブレーキか?

要点:エー・ピーカンパニーが5月11日に平成28年3月期の決算を発表しました。売上高は前期比13.5%増の218億3900万円でしたが、経常利益は44.7%減の8億2500万円。来期の予想は売上高が10.8%増の242億円、経常利益が微増6.6%の8億8000万円。今期も来期も冴…

クリスピー・クリーム・ドーナッツの身売り先はコーヒーの会社を多数保有する投資ファンドJABでした

要点:日本でも行列ができたことでお馴染みのクリスピー・クリーム・ドーナツ。米国本社の身売りが決定しました。ドイツの資産家ライマン一族の資産運用を担うオランダのJABホールディングス。この投資ファンドは、カフェ運営のピーツ・コーヒー&ティーやカ…

東証一部上場企業「北の達人(2930)」は、できの悪い新人営業マンみたいで逆にカワイイ

要点:北の達人という東証一部上場企業をご存知ですか?健康食品や美容関連商品を扱う企業です。4月中旬に発表した決算内容が面白い。”できない”新人営業マンの特徴を完璧なまでに踏襲しています、という話。 ■”できない”営業マンの達成できない目標と甘い見…

ホシザキ電機は北米事業の伸びに期待できそう

要点:ホシザキ電機が9日の後場に、16年12月期第1四半期の決算を発表しました。経常利益は前年同期比3.3%減の76.7億円。上期計画の進捗率が39.6%を下回りました。決して良くない内容にも関わらず、株価終値は410円アップの9730円。これには海外事業への期…

ホテルの出店ラッシュが止まらない!奈良県にJWマリオット誕生

要点:森トラストが2020年に奈良県初の外資系、しかも日本初のJWマリオットブランドホテルをオープンします。京都に比べて宿泊施設はイマイチだった奈良県。悲願の大型ホテル誕生です! ■高級リゾートホテルJWマリオット JWブランドはマリオットのフラッグシ…

経常利益を60%上方修正!モスフードサービスはどこまでも顧客目線でした

要点:モスフードサービスが5月2日の大引け後に業績修正を発表しました。平成28年3月期の売上高は2.3%増の711億円、経常利益に至っては、当初の見込み25億円から60%アップの40億円。好業績の裏には昨年5月の商品値上げがありますが、顧客離れを引き起こさ…

松屋(8237)が婚礼施設「リュド・ヴィンテージ目白」の運営に特化した子会社を設立。違う、違うんだ、その物件はとっとと売却するべきなんだ

要点:2014年12月にグランドオープンした婚礼施設「リュド・ヴィンテージ目白」。松屋の施設ですが、どうやら鳴かず飛ばずの様子。運営は飲食事業を取り仕切る子会社「アターブル松屋」が行っています。経営を集中させるため、松屋は別会社「リュド・ヴィン…

日本海側初の外資系ホテル誕生へ!金沢がインターナショナルブランドホテルの公募に動いた理由は3つ

要点:金沢市は4月18日に外資系ホテル誘致の公募を開始しました。開業は2020年を目指しています。なぜ、”外資系ホテル”なのか。そこには大きく3つの理由がありそう、という話。 募集の内容はコレです http://www4.city.kanazawa.lg.jp/data/open/cnt/3/23019…

”初の大都市型ホテル!”を謳いながらも、やはり”ウェディングホテル”ですね、「ホテルロイヤルクラシック大阪」

要点:冠婚葬祭互助会のベルコが、大阪市の新歌舞伎座跡地に都市型ホテル建設を発表しました。客室数150、隈研吾氏による新歌舞伎座の趣を残すデザイン性となると、「あの互助会ベルコが、ランドマークとなるべき本格的なシティホテルを建てたのか!」と前の…

コロワイド(7616)の業績が良いのか悪いのか判断がつかず、とりあえず買っとけ的な雰囲気になっている件

要点:居酒屋「甘太郎」や「にじゅうまる」を運営するコロワイド。28日に平成28年3月期決算を発表しました。発表後初日の株価始値は1733円で、前日終値よりも44円安。ところがすぐさま反転して、終値は1829円。1日でずいぶん動いていますが、これは決算内容…

吉野家は「ちょい呑み」事業をやめて牛丼に専念するべき2つの理由

要点:牛丼チェーン各社が参入を表明している「ちょい呑み」。吉野家では夜間の売上アップや空きスペースの有効活用など、メリットばかりが取り沙汰されています。が、実際はいい面ばかりでもなさそう。早めに見切りをつけた方が良いのではないかと思う理由…

【ホテル・飲食関連】熊本地震影響まとめ

熊本県で地震の被害に遭われた方々のお悔やみを申しげるとともに、避難中で不便な生活を強いられている方々に、一刻も早いインフラの復旧と住宅再建が進むことをお祈り申し上げます。 熊本地震による「ホテル・飲食」企業の被害状況をまとめました。 ▼星野リ…