ビールを飲む理由

飲食店オーナーを目指すサラリーマンが、日々収集したフードビジネスやサービス業についての情報を書き込む備忘録

食品

日和産業(2055)にみる国内畜産農家減少と業界再編の動き

画像:生協コープかごしま 要点:西日本地盤の飼料メーカー日和産業のIRに「債権の取立不能」のお知らせが続々と舞い込むようになりました。いわゆる不良債権です。10月3日に鹿児島県の養鶏場、5月5日に長崎県の養豚場、養鶏場の売掛金が不良債権化していま…

経常利益を20%上方修正したモロゾフ(2217)はチョコレートにもっと注力するべき

要点:洋菓子の老舗モロゾフが8月29日の大引け後に上方修正を発表しました。17年1月期第2四半期累計の経常利益を従来予想の8.5億円から10.2億円に20%増額。増益率が51.5%から81.8%に急拡大します。併せて通期の経常利益も従来予想の15.3億円から17億円に1…

ハウス食品(2810)は可愛い顔してヤルことは結構ヤル

要点:フルーチェ、バーモントカレー、北海道シチューといえば、ハウス食品。テレビCMではAKBや武井咲を全面に押し出して、可愛さ満点な感じです。ところが、ビジネス面では香辛料、カレーの分野で寡占化を進めている超大人な企業。昨年12月にはCoCo壱番屋、…

森下仁丹(4524)は、営業を本気で頑張るか、IRで投資家を煽るべき

要点:森下仁丹は、もはやフリスクの骨董品のような丸薬を販売している中小企業ではありません。シームレスカプセル(切れ目のないカプセル薬です)で競争力をつけた前途有望な企業です。内臓のどこで薬を溶かすか、その設計までできる素晴らしい技術です。…

”アサイードリンク”のフルッタフルッタ、オワッタオワッタ

要点:アサイードリンクでお馴染みのフルッタフルッタ。5月16日に発表した業績によると、固定資産2億8000万円→ゼロ、短期借入金4億円→12億円で、振るわない振るわない。オワッタオワッタ。 ■アサイーブーム終了、円安による原材料高、輸入時の容器・包装破損…

東証一部上場企業「北の達人(2930)」は、できの悪い新人営業マンみたいで逆にカワイイ

要点:北の達人という東証一部上場企業をご存知ですか?健康食品や美容関連商品を扱う企業です。4月中旬に発表した決算内容が面白い。”できない”新人営業マンの特徴を完璧なまでに踏襲しています、という話。 ■”できない”営業マンの達成できない目標と甘い見…

お菓子とアイスが日本経済を担う!少子高齢化でも市場拡大の奇跡

要点:少子高齢化で消費は細る一方、GDPはマイナス成長で日本の将来は暗い……。そんな時代にあっても、成長分野は必ずあります。ブロックチェーン?フィンテック?ドローン?違います。お菓子です。そしてアイスです。実は身近な業界がじわじわと成長している…