【未来予測!】Webインフラの主役がGoogleからFacebookに移行するという話
■スマートフォン利用者がFacebookに費やす時間はGoogleの2倍
エコノミスト4月15日号の特集記事がとても興味深い。FacebookがWebインフラの主役の座を狙っているというのです。
記事によると、スマートフォン利用者がGoogleに費やす時間は全体のおよそ11%。Facebookはその倍の22%なのだとか。検索エンジンとしてのGoogle、友人とのコミュニケーションツールとしてのFacebook。役割の違いを考えれば当然といえば、当然なのかもしれません。しかしながら、それはFacebook完全勝利への布石なのでした。
かつて(今も)Webの主役はパソコンです。PCが君臨し続ける限り、GoogleがWeb検索の王者であることは揺るがないでしょう。しかしながら、パソコンの販売台数が急激に落ち込み、スマートフォンやタブレット端末が台頭し始めています。
マサイ族が携帯電話を使いこなしていることは良く知られています。電気が通らない地域であっても、太陽電池を利用して充電しているのです。こうした地域ではPCは使えなくても、スマートフォンは問題なさそうですね。
ザッカーバーグは、太陽電池により遠隔地にドローンを飛ばし、Wi-Fiを飛ばす構想を立ち上げています。貧困層でもスマートフォンを使って、インターネットを使える環境を整えるわけです。東南アジアやアフリカが消費の中心となる未来を見越してのことなのでしょう。
彼が注力するのはもう一つ。人口知能AIです。Facebookは基本的に実名で登録しています。そうすると、ショッピングやホテル、レストランの予約は面倒な手続きを行うことなくスムーズに進めるわけです。人工知能により、人を介さずに買い物や予約を行うWebインフラを整備するのです。レビューや感想、評判は信頼できる友だちを参考にすることができ、わけのわからない自作自演も少なくなります。
■飲食店は早めに手をうつべき
Facebookはいつか廃れるもの、わけのわからない面倒なもの、つまらないもの。そんなふうに考えている飲食オーナーや店長は多いです。20年ほど前、Googleもそれとまったく同じでした。その会社が今や、エクソンモービルをも上回る資産価値を持つ会社に成長しているのです。Facebookがその座につく日もそう遠くなさそうです。
Facebookが本格的なWebインフラになってから始めるのでは、遅いです。早めにのっておきましょう、この波に。
【PR】
本格イタリア料理が楽しめる有楽町の銘店