お菓子とアイスが日本経済を担う!少子高齢化でも市場拡大の奇跡
要点:少子高齢化で消費は細る一方、GDPはマイナス成長で日本の将来は暗い……。そんな時代にあっても、成長分野は必ずあります。ブロックチェーン?フィンテック?ドローン?違います。お菓子です。そしてアイスです。実は身近な業界がじわじわと成長しているのでした、という話。
■菓子の生産金額は合計で2兆4465億円。昨対2.2%増!
総務省によると、2015年の日本の総人口は昨年から27万人減少し、1億2616万人。これは1968年以降で最大の減少幅。それにもかかわらず、菓子の総生産量は昨年比1.5%増の196万828トンと増加しているのです。あまり知られていない、驚きのニュースです。
カテゴリー別小売金額は、チョコレートが3.7%増の5040億円、キャンディー2%増2510億円、ビスケット7.5%増3710億円、そしてアイスが3.8%増の3642億円でした。
増加した背景にハロウィンやイースターなど、これまで日本に定着していなかったパーティー需要があるものと考えられています。また、インバウンド効果もあるとか。森永製菓の16年3月期決算は過去最高益を更新する見通しとなっています。
■市場規模は6%増の4600億円。拡大するアイス市場
アイスは3年連続でプラス成長しています。これには、子供の食べ物というイメージが払拭され、大人のデザートとしての地位を獲得したことがあるようです。
価格は140円から200円前後の中価格帯の売れ行きが好調です。原材料高や円安を背景にアイスの値段は若干上がりましたが、購買力は強かったという嬉しい結果に。このままいけば5000億円規模も夢ではありません。
■ガムは縮小傾向
チューイングガムの小売金額は3.2%減の1113億円と不調。フリスクなど、類似カテゴリーの市場浸食が背景にありそうです。
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明治ホールディングスは、2017年に東京都八王子市に新研究所を設立する。投資総額は165億円。
神奈川県小田原市と埼玉県鶴ヶ島市にある研究所を統合。乳製品と菓子開発を同一拠点で行い、相乗効果や新企画へと繋げる。
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