ウエディングのとりあい?ダイヤモンドダイニングが一家ダイニングに出資を決定
■ダイヤモンドダイニングが第三の事業柱としてウエディングを育成中
ダイヤモンドダイニングは3月末に居酒屋運営を行う一家ダイニングプロジェクトへ出資を行いました。一家が新規に発行する株式6,000株(9.38%)を取得した形。
このニュース、飲食店事業が柱のダイヤモンドダイニングが、規模拡大や新業態ノウハウを得るために出資を行ったと考えるのが順当。ところが、ダイヤモンドダイニングの発表を見ると、なんだかおかしい。
記事の中で使われている「ウエディング」という単語は7つ。居酒屋よりもブライダル事業での相乗効果を狙っていたようです。
同社は2014年にハワイウエディングに参入すると発表していました。2015年には資本金1000万円で現地法人も立ち上げています。
■一家ダイニング一世一代の賭け、ウエディング事業
一家ダイニングで総力を上げて立ち上げたブライダル施設が「The Place of Tokyo」でした。
建物は東京タワーの真下にあるという好立地でしたが、リニューアル前のビルは昭和39年に建てられた(小汚い)ビル。天井は低く、とても結婚式に向くものとは思えない代物でした。
それを結婚式場として開発し、投資へと踏み切ることができたのは、ウエディング業界を知らない一家ダイニングだからこそできたのかもしれません。
改装した結婚式場はまたたく間に人気に火がつき、大爆発します。年間500組近くが結婚式を挙げるまでになりました。
■ハワイウエディングとどこまで相乗効果が図れるか?
ダイヤモンドダイニングはハワイウエディングがメイン。一家は国内のゲストハウスウエディング。ダイヤモンドダイニング側の発表では相互送客の仕組みを構築するとあるものの、どうもしっくりきません。国内と海外のウエディングでカップルの取り合いになるだけのような気がします。
今回のこの話、ゆくゆくは一家ダイニングのウエディング事業譲渡という形で収まりそうな気配がしますが、さて……。
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塚田農場を運営する株式会社エー・ピーカンパニー(以下AP カンパニー)と、株式会社CRAZY(本社:東京都墨⽥区 代表取締役社⻑:森⼭和彦/以下クレイジー)は、2016年2⽉16⽇に、共同でウェディング事業を⾏う。APカンパニーとクレイジーは、専⽤会場「UNION HARBOR」(所在地:横浜市中区)での結婚式を共同でプロデュースをする。
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